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概要

冷却塔カタログ

開放式の白煙防止型充てん材は右図のように乾式部分と湿式部分を作ることで、白煙防止の効果を発生させます。乾式部分の上端には充てん材と同じ硬質塩化ビニル製のキャップがかぶせられており、充てん材内に循環水が流れないようになっています。設計条件によって、白煙防止性能を決定するため、左図のようにキャップを取付ける間隔を変化させています。白煙防止性能によってM2、M4、M7を用意しております。白煙防止性能が大きくなるほど、冷却能力が同じ場合、塔体が大きくなります。塔体寸法は標準<M7<M4<M2のように大きさが変わります。白煙防止性能、冷却容量、設置面積のバランスによって選定いたしますので、お問い合わせください。開放式冷却塔における白煙防止開放式冷却塔設計条件:循環水量13 0 0l/m i n設計例Tw1=37.0℃Tw2=32.0℃WB=27.0℃●乾式部分◯湿式部分密閉式冷却塔型式SKB-100S M7SKB-100S M4SKB-100S M2塔体寸法32L18W25H 32L18W27H 32L18W27H送風機φ1600×3.7kWφ1600×3.7kWφ1600×5.5kW冷却塔を外気温の低い時期に運転すると入口空気の状態1が循環水によって加熱、加湿され排気2になります。通常運転では空気は送風機によって吐き出され、外気に拡散して冷却され、外気状態1に戻ります。グラフ2のように飽和曲線と空気の状態変化を表す12直線が交差すると、塔外で排気2の状態から外気状態1に戻るときに飽和曲線の上側になった部分の水蒸気が凝縮して白煙になります。外気乾球温度DB℃極超低騒音型一方、乾式部を通った外気は絶対湿度は増加せず、顕熱交換によって乾球温度が上昇し、排気3になります。外気相対湿度RH[%]グラフ1製品紹介通常の排気2と乾式部を通った排気3を混合すると、排気4になります。この排気4が塔外に排出され、外気状態1に戻っても、飽和曲線と接触しませんので、白煙になりません。白煙防止型は冷却容量、外気状態、白煙防止性能から排気2の量と排気3の量を調節し、排気4の状態が最適になるように設計します。資中間期、冬期の外気条件によって設計が変わりますので通常の冷却塔選定に必要な設計条件とともにお知らせください。料グラフ2●開放式白煙防止型には、可動部分がありませんので、管理や性能低下の心配がありません。材質的には標準型の材質と同じ材質によって構成されています。●取り扱いは標準型とほぼ同様で、簡単です。ただし、以下の点に注意して点検をお願いします。白煙防止充てん材キャップがはずれると、白煙防止性能が低下します。オフシーズンに充てん材の清掃を行う際には、はずれないように十分に注意してください。●白煙防止型で設計した場合でも、外気の条件、運転条件の変化、白煙にあたる光の向き、背景の色などによって100%白煙を防止できない場合があります。COOLING TOWER 07 series13