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概要

冷却塔カタログ

冷却塔を運転すると入口空気の状態1が循環水によって加熱・加湿され、排気2になります。通常運転では空気は送風機によって吐き出され、外気に拡散して冷却され、また外気状態1に戻ります。グラフ1の様に「飽和曲線」と空気の状態変化を表す12の直線が交差すると、冷却塔外で排気2の状態から外気状態1に戻る時に「飽和曲線」の上側になった部分の水蒸気が凝縮して白煙になります。白煙は、外気温度が低い時、湿度が高い時に発生しやすくなります。本密閉式白煙防止型冷却塔の場合、コイル部(熱交換機)を通過した空気の状態が2です。一方、コイル部(熱交換機)の下部に開放式白煙防止型冷却塔用の熱交換器(M1充てん材仕様)を挿入することで、入口空気1は絶対湿度は若干増加しますが過熱された状態3になります。注記)M 1仕様熱交換器について(P12開放式白煙防止型冷却塔参照)密閉式冷却塔における白煙防止開放式冷却塔密閉式冷却塔開放用熱交換器(充てん材)に乾式部(塩ビ製キャップあり)と湿式部(キャップなし)が1:1の割合で設置されています。乾式部(キャップあり)を通過した外気1は、絶対湿度は増加せず、顕熱交換によって乾球温度が上昇します。3'湿式部(キャップなし)を通過した外気1は、散布水との熱交換によって飽和曲線上の3"となります。乾式部出口空気3'と湿式部出口空気3"が混合して3となります。極超低騒音型冷却塔内部および送風機部でM1仕様熱交換器部出口空気3とコイル部出口空気2が混合され4となり、送風機より排出されても直線4→1が「飽和曲線」と接触しませんので白煙は発生しません。密閉式白煙防止型冷却塔は、冷却条件よりレンジ△TW(℃)=TW1-TW2=一定の運転状態で下記外気条件(工業会基準)で白煙が発生しないように設計します。中間期乾球温度DB=20℃、相対湿度RH=90%冬期乾球温度DB=0℃、相対湿度RH=60%製品紹介中間期、冬期の外気条件によって設計が変わりますので通常の冷却塔選定に必要な設計条件とともにお知らせください。資料●密閉式白煙防止型には、可動部分がありませんので、管理や性能低下の心配がありません。材質的には標準型の材質と同じ材質によって構成されています。●取り扱いは標準型とほぼ同様で、簡単です。ただし、以下の点に注意して点検をお願いします。白煙防止充てん材キャップがはずれると、白煙防止性能が低下します。オフシーズンに充てん材の清掃を行う際には、はずれないように十分に注意してください。●白煙防止型で設計した場合でも、外気の条件、運転条件の変化などによって100%白煙を防止できない場合があります。COOLING TOWER 07 series23