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概要

冷却塔カタログ

冷却塔保守管理時の注意事項保守について1)送風機のVベルトは、運転開始100時間程度経過した時点で、Vベルトのテンションの確認および調整をしてください。(調整方法は、冷却塔取扱説明書の調整要領を参照ください。)伸びを見越してのベルトの張り過ぎは、ベアリングを痛め、事故の原因となりますので、しないでください。2)上部水槽の散水穴、下部水槽のストレーナなどは、月に一回以上、定期的に清掃してください。3)オフシーズンにはファンベルトを緩め、必要な場合は送風機軸受け部に注油し、モータにカバーをしてください。シーズン初めにはファンベルトを正常に張り、必要な場合は軸受け部に注油し、各部ボルトナットに緩みがない事、鳥の巣などの異物がない事を確認してから、運転に入ってください。軸受けは無給油式になっていますが、運転停止時でもグリスの劣化が進むことがあります。4)循環水の入れ替えは少なくとも年に2回シーズン前後に行ってください。5)循環水が蒸発すると、水の中の溶解物が残り、その濃度が高くなっていきます。固形物が濃縮して腐食性を高め、スケールが堆積して冷却能力が低下したり、配管や機器に故障が発生したりします。これを防ぐために循環水の一部を捨てる(ブローダウン)方法として以下をお勧めします。1運転中にドレンバルブをわずかに開いておく。2下部水槽の掃除を兼ねて定期的に循環水を交換する。3運転水位を上げて常にオーバフローさせる。4自動ブロー装置を取り付ける。※1、3の方法をとられる場合は日々の運転開始時状況の確認が必要です。6)散水ポンプを長時間停止する場合は、1ヶ月に1回の割合で10分程度運転し、異常のないことを確かめてください。また、散水ポンプの空運転はしないでください。開放式冷却塔密閉式冷却塔極超低騒音型冬期に運転を行わない場合の注意事項循環水および散布水を排水してください。冷却塔の設置状況により、コイル内の循環水が抜けきらない場合があります。その場合はコンプレッサーを使用して排水してください。詳しくは冷却塔取扱説明書を参照ください。密閉式冷却塔の循環水配管および散水ポンプのドレン抜き、エア抜きのバルブは開放しておいてください。冬期に運転を行う場合の注意事項冬期運転中は低温のため空気密度が大きくなり、送風機電動機の電流値が増加することがあります。下部水槽の凍結対策のため、凍結防止用水中ヒータを使用してください。散水ポンプと給水配管および排水配管の凍結防止のため、ヒーティングケーブル、フランジヒータなどを使用してください。また、下部水槽水位まで確実に保温してください。密閉式冷却塔ではコイルの凍結防止のため、以下の点に注意してください。1循環水の凍結防止のため、循環水に不凍液を入れるか、配管途中に補助ヒータを入れて使用してください。2不凍液を使用すると、凍結温度が下がり、凍結しにくくなります。濃度が高いほど、凍結温度は下がりますが、熱伝導率が下がるため、塔体の選定に注意が必要です。3循環水ポンプを運転しながらヒータなどで循環水を加熱すると、凍結しません。ただし循環水ポンプが停止する場合は、補助循環ポンプが別途必要になります。補助循環ポンプ、ヒータ、接続配管をセットにした、凍結防止ユニットをお勧めします。4塔体の吸込み面と吐出面にダンパを設け、外気の侵入を少なくすると、放熱量が減少し、ヒータの容量が小さくてすみます。5循環水系統に3方弁を設け、循環水をバイパスさせて容量制御するシステムの場合、バイパス量の増加によって、コイル内の流速が低下すると、負荷があっても凍結に至る場合があります。冷却塔側に設計水量の10%以上が流れるようにバイパス量を設定してください。冷却塔保守管理時の注意事項製品紹介資料COOLING TOWER 07 series47